以前、英会話教室で仕事をしていた関係で、オーストラリア人の子供の日本の小学校への編入手続きをするために通訳を頼まれました。お母さんとその子供と一緒に地域の公立小学校に行き、教頭先生から色々と手続きのお話を聞いて通訳したのですが、日本の学校や教育制度についての説明が一番大変でした。日本では(少なくとも私の地域の公立小学校では)編入の許可は学校ではなく教育委員会が決定するので少し時間がかかります。先生はさらっと「ではこの書類を教育委員会に提出しますので…」とおっしゃいますが、私は「日本には教育委員会という組織があって…」と説明を加えなければなりませんでした。

 

また校内を見学して具体的な学校生活の話をするときにも、学校に着いたら上履きに履き替えるとか、集団登校・下校についてなど、言葉だけでなく日本の習慣やシステムについても説明しなければなりませんでした。程度の差はあれ、どんな分野や場面でもそうだと思いますが、通訳は単なる言葉の通訳にとどまらず、習慣やシステムについて補足説明しなければ本当の意味での良い通訳はできないことを痛感しました。そういった辞書には載っていない実生活で使う英単語などを検索するには、アルクの「英辞郎on the WEB」 (https://www.alc.co.jp/)をよく使っています。